危険!? 犬レプトスピラ感染症

最近静岡や三重などの西日本で多数報告されています。(東京の町田市でも報告がありました。)

さて、どんな病気でしょうか。

 

レプトスピラに感染しても、特に症状の現れないまま経過し、自然治癒する不顕性型が多く見られます。

この場合は回復後、長期間、尿とともに菌を排泄して、ほかの動物への感染源となります。

一方で症状が現れるものには、出血型と黄疸型があります。

出血型は、レプトスピラ・カニコーラ(イヌ型レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。主に40℃前後の高熱、食欲不振、結膜の充血、嘔吐や血便などをもたらし、末期には脱水や尿毒症を起こして、高い確率で死に至ります。
もう1つの黄疸型は、レプトスピラ・へクテロヘモラジー(黄疸出血性レプトスピラ)という種類の菌に感染した場合に起こります。こちらは主に黄疸、嘔吐、下痢、口の粘膜の出血症状などをもたらします。出血型よりも症状の重いことが多く、ひどい場合は発病後わずか数時間から数日で亡くなるケースも見られます。

そして人間にも感染する恐ろしい病気です。

予防するには?

 

感染源は感染した動物の尿が原因ですので、川あそびや散歩中常に水が溜まっている所など注意が必要です。

そして高速道路のサービスエリアにあるドッグランも様々な地域のワンちゃんが利用します。安全とは言えません。

そして予防するためには混合ワクチンを打つことをおすすめします。

混合ワクチンは5種、8種の2種類があります。(メーカーによって数は異なります。)

この違いは『レプトスピラ』が入っているかどうかです。

『よく県外へ犬と旅行をする』『泳がせによく川へ連れて行く』場合は

レプトスピラの入っている8種以上のワクチン接種をオススメします。

 

最近抗体検査が出来るようになり、混合ワクチンの接種を見送るケースが最近増えていますが、

レプトスピラのワクチン予防の効果は1年です

混合ワクチンの毎年の接種をご希望されない場合、

ワクチンの抗体検査と、レプトスピラ単体の予防ワクチンの接種をオススメします。

 

続きはまた次回

 

 

 

 

08. 10月 2018 by admin
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