犬の常識(言葉編 -2)

落葉樹の葉が少しずつ色付き始め、秋らしくなりました。
チョット前まではお腹を出して寝ていた犬たちも背中を丸めて寝ていることが多くなってきました。
愛犬の寝姿を見ているだけでも季節の変化が感じられるかもしれませんね。

犬は約15,000年前から人と暮らし始めました。
長い年月の間、人との暮らしが続いていることからも犬はコミュニケーション・スキルが高い動物であることは間違いありません。
コミュニケーションが上手ということは、人との不必要な争いを避けてきた証です。
犬は主にノン・バーバル・コミュニケーション(言語によらない意思疎通=ジェスチャー)を用います。
愛犬から出てくるジェスチャーを正しく理解することで「愛犬がどんな様子なのか?」を察することが可能になります。
ミス・コミュニケーションが少なく暮らしていきたいですね。

例えば「尻尾を振る」場合、必ずしも喜んでいる(興奮している)とは限りません。
尾を振っている状態は関わり合いに(良い意味にも悪い意味にも)興味があるだけで必ずしも友好的ではない状態です。
犬たちは一瞬にして状態が変化しますから、注意深く観察が必要です。

また、尾の位置(高さ)によっても意味が異なります。
上向き:自信がある状態。
水平:探究心がある、または迷いが生じ始めている。
下向き:不安、服従、または自信がない状態。尾をしまいこんでいる:非常に怖い。

注)尾の形状が犬種などによって異なります。愛犬の形状を基準として目安
にしてください。

近年、日進月歩で犬の行動も明らかになってきています。
犬たちは私たち人間と上手く共存しようとしていますから、愛犬の言葉(ジェスチャー)を理解してあげたいですね。 .

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24. 10月 2008 by admin
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