犬の常識(苦手克服)
いつも健康で過ごして欲しい…。
しかし、愛犬が病気を患うこともあります。
その際には投薬・注射・検査・耳そうじなど、必要に応じて「身体を人に委ねること」が求められます。
しかし、愛犬は未来を予測できる動物ではないので「自分のために必要なこと」とは受け入れてくれません。
愛犬が自ら克服できれば良いのですが、そんな背景から大きくストレスを感じてしまうことがあります。
少しでも楽に受け入れてくれるように…。
それには「時間を短くする工夫」が変化のキッカケに繋がります。
●分割できないか?
回数は増えますが、時間は短くできます。
人は「一度で済ませたい」と考えてしまいがちです。
それが「無理やり」に繋がることもあります。
例えば、耳そうじ。
片耳やったら「一旦終了」にすることで、1回の時間は短くなります。
片耳でも、1度でキレイに…と思わず、数回でキレイに…と考えれば、1回の時間はもっと短くなります。
ちょっと「工夫してあげる」ことで、少しでも短く感じるように…です。
「自分が変わったら、愛犬も変わるかも?」といった発想です。
回数が増えますが、家族がケアに対して「手慣れる機会」でもあります。
面倒な感じがしますが、実はお互いが「なれる」機会でもあります。
ピーマンが苦手な子供さんに「工夫して出してみる」のと似てますね。
ちょっとした工夫が苦手克服のチャンスに繋がることは愛犬も同じで「大丈夫かも…」と感じて貰える機会を増やしてあげたいですね。
克服には時間が掛かります。
それは必要な時間です。
焦らず、工夫の見直しを繰り返しながら、愛犬の様子を察しながら進めてくださいね。
上手くいかない時には当院までご相談ください。 .