犬の常識(時間の感覚)

人は、時計(1日=24時間)を基準に生活をしていますが、犬には日付も時間にも基準はありません。
感覚に違いがあっても不思議ではありませんね。

例えば、毎朝6時に散歩。
この犬は時計を見なくても、この頃になるとソワソワします。
同じ時間に食事を貰っている犬にも同じような様子が伺えます。
人の場合、時計を見ずに「定時が終了したこと」を確信できません。
腹時計が人よりも正確なのでしょう。

また、愛犬と再会するとき。
買い物くらいの留守番でも、旅行など数日会えないような留守番でも、再会したときの興奮度合いは同じです。
愛犬にしてみれば、何日(何時間)ぶりでも「久しぶり!」には変わりないのでしょう。

人も犬も「期間限定」が好きです。
「期間限定のスイーツ」とか聞くと買いたくなるものです。
愛犬も好きなことの多くは期間限定で、その代表が散歩です。
ほとんどの犬は「お散歩が好き」です。
お散歩というよりも一緒に外出することが好きです。
毎日、毎回、同じようなコースを歩くだけなのに…。
理由は散歩に「大満足」を得られてないからです。
カンタンに言うと、普段のお散歩は愛犬にとって「腹八分目」なのです。(もしかすると、腹五分目かも)

人でも一緒ですね。
美味しいものを「腹八分目」にすることで「また食べたいね」になりますが、腹十分目まで食べれば、「美味しかったけど、暫くいいや」と…。
裏を返せば、今のお散歩に「100%の満足はない」とも言えます。
(文句言わない愛犬に感謝ですね・笑)
だからこそ「機会を逃したくない=楽しみにしている」のでしょうね。

苦手克服にも「期間限定」が有効です。
時間は使い方で意識が変わりますから…。

関連投稿一覧

25. 8月 2012 by admin
Categories: しつけ教室 | Tags: | 犬の常識(時間の感覚) はコメントを受け付けていません