犬の常識(愛犬のオモチャ編 -3)

オモチャ遊びはコミュニケーションの1つとして、運動不足の発散、歯石付着の予防など、たくさんの良い効果もありますが、オモチャを返さない…、食べてしまう…など、心配の種でもありますね。
今回は、そんなトラブルに関して、愛犬の代弁編です。

そもそも、オモチャ遊びは「狩りの練習」だと言われていますから、オモチャが大好きな愛犬にしてみれば「狩りの邪魔」をされている訳です。
愛犬はその解決策として「唸る」「食べちゃう(飲んじゃう)」などの行動を起こします。

犬たちは損得勘定の得意な動物です。
損することはしなくなり、得することは多くします。
これは家族が求めているかどうか?ではなく、愛犬にとっての損得です。

「叱られてもオモチャを返すよりマシ」「オヤツと交換するよりも…」など、本に載っている方法を試されても上手くいかない場合、オモチャを返すことの方が「損」と判断しています。
他のオモチャ・オヤツなどと物々交換をする場合は「今のオモチャと同等以上の価値があるか?」を考えてあげてください。
オモチャの中でも興味が多少なり異なる場合があります。
まずは、興味が比較的弱いオモチャから物々交換を試されると良いでしょう。

それとオモチャそのものの価値を下げる必要も考えてあげてください。
例えば、焼き肉が大好きな子供がいるとします。
誕生日にだけ焼き肉を食べさせるのと、毎食焼き肉を与えるのでは、どちらの方が早く価値を下げられるか?みたいな発想で…。(笑)

基本的に犬は闘争を好みません。
その裏付けは15,000年もの長い間、人との暮らしが続いている今日からも察することが出来ます。
上手くいかない場合は無理せず専門家へ相談されてくださいね。

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24. 12月 2010 by admin
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