犬の常識(デンタルケア-3)

愛犬に歯ブラシを…となると難しい人が多いようです。
愛犬は必要性を感じられませんから、ゆっくり焦らず…が必要です。

歯石がだいぶ付着してしまい、歯石取りをする前に歯ブラシが出来るように…と考える方もいます。
実際、たくさん付着していると、炎症なども進んでいることもあり、更に嫌がってしまうこともあります。
この様なケースでは、先に処置をしてから(歯ブラシを)スタートした方が早く出来るようになることもあります。

どの様なケースでも「いつからスタートするか?」は家族の方の判断になりますが、少しでも達成感を得られないと続きませんね。(=上手くいかないから続かない)
だからこそ、少しずつ、目標を小さく、継続できるステップを考えていきながら進めてあげましょう。
これが、愛犬のためでもあり、家族のためでもあります。

ステップ-1「口を大人しく触らせる」

つい、これを手抜きしてしまいます。(=だから上手くいきません)
口を「静かに触らせて」がとても大切です。
最初は両手で(抑えても)構いませんが、将来的には片手です。
何故なら、もう片方の手でブラシなりコットンを口に入れるから…です。

この時、愛犬が嫌がるのは危機回避の本能からです。
要するに(口を触ろうとする手を)信用できない。
この時、暴れるから…と叱ると愛犬は益々信用しなくなりますので、解決から遠ざかります。

少しでも信用してもらうには、最初は一瞬で止めてあげることです。
この積み重ねがあってこそ、時間が延びてきます。
歯ブラシ以前の下準備です。

歯ブラシに限らず、爪切り・耳そうじ・投薬・点眼など、様々なケースでも応用できます。
上手くいかない場合は、当院までご相談ください。 .

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25. 8月 2013 by admin
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