犬の常識(デンタルケア-4)
愛犬の歯ブラシが出来るようになりたい…。
しかし、ご家族も愛犬も「歯ブラシというゴールを経験したことがない」ため、ペース配分がわかりません。
歯ブラシだけでなく、初めてのことはスタートダッシュしたくなりがちですが、それがオーバーワークとなり、失速してしまうことって多々あります。
最初はノンビリなくらいの「ゆっくり」がイイです。
愛犬も家族も失敗や挫折を知らずに済む程度のステップが丁度イイのです。
「強い」と「長い」が歯ブラシを嫌がる2大要素です。愛犬の歯ブラシでは、この2つのキーワードを頭の隅に置いておくと良いでしょう。
ステップ-2「ブラシを当てる」
片手で大人しく口元が触れるようになってからのステップです。
まず、犬歯を「軽く」ブラシを当ててみましょう。
右も左も、上も下も…です。
ヒトが「軽く」と思っていても、愛犬は「長い」とか「強い」とか思えば、合意ではありませんね。
この様な場合は愛犬のペースにあわせてあげる必要があります。
大丈夫な「強さ」または「長さ」から少しずつ時間や刺激に馴らしていきます。
このステップも最初は「かなりのスローペースがイイ」です。
後に、愛犬と足並みが揃ってくると徐々に歯ブラシっぽく導けます。
どのステップでも、愛犬と歩調を合わせることが最も重要です。
上手くいかない方は、歯ブラシを指導してくれる所でチェックしてもらってくださいね。
チェックして貰うことを面倒に思わないでください。
症状が悪化してからでは時間も手間も掛かります。
病気と同じです。
判断のタイミングが遅いと選択肢は少なくなります。
若い時から習慣にしておくと老犬時に安心ですね。 .