犬の常識(五感/視覚編)

秋も深まって参りました。
初めての冬を迎えるワンちゃんにとっては、暖房器具やクリスマスツリーなど「初めて」見るものがあるしれません。
怖がったりしていないか?安全に距離が取れるか?など、意識的に観察されると対応が早く出来ますから安心かと思います。

犬たちの観察能力は大変優れています。
お散歩と言わなくても、ゴハンだと言わなくても、シャンプーだと言わなくても、状況を察して、これから起こる様々な出来事を理解しています。
しかし、視覚だけでも人とは異なる点も多々あります。

一昔くらい前は「白黒」で見えていると言われていましたが、近年では「紫・青・黄緑」などの色身が認識出来ると言われています。
例えば、首輪や洋服などの愛犬グッツで一番売れる色は赤いアイテムだそうですが、愛犬たちには赤は…。

また、網膜下にある「タペタム」と呼ばれる反射鏡で光を反射させて認識しますので、止まっているものよりも動きがあるものが(視覚的には)認識しやすい構造となっています。
その様な観点から、子犬の頃によく手や足を甘噛みされて困ったりしますが、噛まれないように手を動かせば動かすほど視覚的に刺激があるので興奮します。
おもちゃも止まっているものより動いている方が興奮します。
おもちゃだけ与えても遊ばないのは、この様な理由も考えられますね。

近年では白内障などで利用する犬のためのコンタクトレンズもあります。
何らかの疾患や予防から点眼が必要になるかもしれません。

普段から顔周りを大人しく触らせてくれるような経験も多くしておきたいですね。
様々な観点から愛犬を観察することは、少しでも健康に過ごしてもらうためにも大切ですね。 .

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04. 11月 2009 by admin
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