犬の常識(五感/触覚編)

犬にも人同様に触覚が備わっています。
五感の中で最も早熟します。

触覚(体性感覚)には3種類あり、それは「痛い・痒い」「触れる」「熱い・冷たい」になります。

「痛い・痒い」
人よりも痛みを感じる受容体が少ないので鈍感です。
時々、愛犬が頭を「ゴツン」とぶつけたりしますが、平然な姿を見せていたりするのは痛みに鈍感だからでしょうね。
しかし、痒みは人よりも敏感です。
皮膚病など、痒みが発症すると、人よりも痒みを感じるようです。
シャンプーや投薬など、掛かり付けの獣医さんと相談しながら上手に痒みをコントロールしてあげたいですね。

「触れる」
自分から接触することには鈍感で、他から触られることに敏感です。
その感覚は体の先端に近いほど繊細です。
お散歩デビューした頃、帰ってきてからの足拭きに苦労された方も多いのではないでしょうか。
爪切りが苦手な子が多いのも、触覚からも察しやすいと思います。
苦手な部位でも優しく時間を掛けて克服できるように経験させてあげたいですね。

「熱い・冷たい」
犬種によっても差がありますが、人よりは鈍感な感覚です。
冬でも夏でも「素足で平気に歩ける」が代表例ですね。
逆に感覚が鈍いからこそ、ストーブの前で番をしているワンちゃんやペットヒーターを使われている場合など、(低温)ヤケドに注意しておきたいですね。

触覚は「危害を加えられた時、即座に身を守るための感覚」なのでしょう。
個体差はありますが、ご家族が犬の触覚をより理解して一緒に過ごすことで、愛犬はもっと家族との時間が安心できると思います。
愛犬といつも快適に過ごすためのヒントになると良いですね。 .

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26. 2月 2010 by admin
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