犬の常識(家族がリーダーになる-2)

「家族がリーダーシップを!」と啓蒙されてきましたが、犬の行動がより解明されてきた現在では「四六時中、優位でいたいという認識はない」と言われています。

一昔前は「愛犬のゴハンは家族が先に…」「お散歩で前を歩かせないように…」「一緒に寝ると…」などが例として言われてきましたが、特に必要とされなくなりました。
(例をそのまま実行されても影響はありません。しかし、ベットに入れると唸るなどがある場合には一緒に寝ることをお勧めしません)

でも、愛犬は「リーダーに…」なんてお感じの方もいるかもしれません。
その背景は「一貫性」です。

昨日はダメ。
今日は良い(放任)。

これでは愛犬が困惑します。
また、愛犬へ厳しく接することとも異なります。

例えの1つとして、愛犬が足元をウロウロしている時に避けたり跨いだりしているとします。
これは愛犬にしてみると「(犬が)近付くと、家族は避けてくれるはず」と思い、「今回はどっちに避けるのだろう?」と迷います。
普段から「愛犬を避けない」を一貫していれば、愛犬の肢を踏んだり、ぶつかったりすることは、まずありません。

ご家族の中でも「ご主人には忠実で…」などとお聞きすることがありますが、単に厳しいからでなく、一貫性があると犬は判断していると言えます。
些細なことでも一貫性がないことが数多くあると、愛犬には迷いが多くなりますからご注意ください。
ご興味がある方は当院までお問い合わせください。

3月11日(金)に発生した地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

関連投稿一覧

25. 3月 2011 by admin
Categories: しつけ教室 | Tags: | 犬の常識(家族がリーダーになる-2) はコメントを受け付けていません