犬の常識(家族がリーダーになる-5)

外に繋いでいた方が多かった時代から、室内で一緒に暮らす方も多くなったり、純血種が多くなってきたり…と、犬との暮らし方も随分と変わってきました。
近年では小型犬が多くなった背景には、マンションなどでOKなところが増えてきたり、ペットに必要な維持費から…なんていうことがあるかもしれません。

今や10年前の携帯電話を使っている方は皆無に等しいように、犬との暮らしに関するスタイルだけでなく、生活スタイルや利便性に応じて、ハードもソフトも変化していくのが一般的ではないでしょうか?

もちろん、古き良きものは淘汰されず、今後に語り続けられるべきですが、犬との関係では淘汰されていくべき情報や風習が今日に混在しているのも事実です。

例えば、服従訓練(オスワリ・フセ・マテなど)と言われているものです。
この様な項目が出来ることで関係が出来ると思われている方もまだまだ多くいらっしゃいます。
出来ないより、出来るようになった方が意思疎通できる言語が増え、絆は太くなるはずです。
しかし、オスワリが出来なくても、耳そうじや飲み薬、外用薬を大人しくさせてくれる方が今の時代には大切だったりするのも事実です。

大切なことは「出来るようになった項目」ではなく、どんな項目でも「伝えることが出来た」という経過が関係を築く訳です。
現状の生活スタイルや愛犬に必要なケアやマナーをわかりやすく伝えることで愛犬から信頼(=信じて頼りになること)を得られ、今の時代に必要なリーダーシップが作れるのではないでしょうか?

上手く伝わらない時も多々あるでしょうが、それも含めて経過です。
わからない時、上手く伝わらない時には、専門家に相談しましょう。 .

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22. 10月 2011 by admin
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