犬の常識(犬の仕草-2)

愛犬の意思表示はジェスチャーが主流です。
しかし、状況によって意味が異なることが多々あります。

今回は「舐めるについて」です。

●身体を舐める
愛犬が自身の肢先などを頻繁に舐める場合、皮膚病などの「病気が引き金」で舐めることがあります。
また、退屈や運動不足・家族のコミュニケーション不足など「ストレスが引き金」で舐めることもあります。
逆に「ストレスが引き金」で肢先を舐め過ぎて、皮膚が炎症を起こして更に舐める…というケースもあります。

どちらが先にしても、頻繁に肢先を舐めていることがあれば、家族は何らかの対策が必要です。
当然ながら、原因が異なれば対策も異なります。
病気が原因であれば、治療によって肢を舐めることが解消または減少してきます。
ストレスの場合であれば、原因を絞り込んで対応する必要があります。

肢を舐めるだけでなく、尻尾をグルグルと追うような仕草も同様なストレス・サインと言えます。
頻繁に行っているようであれば、生活環境の見直しが必要と思われます。
単に肢を舐める行動を叱っても、舐める原因に対しての対策とは異なるため、解決へと導けないケースもあるので注意が必要です。

●家族を舐める
家族の顔や手を舐める。
これは犬として当たり前のコミュニケーション手段でもあります。
ただし「ずーっと舐め続けている」場合、何らかのストレス要因が考えられます。
分単位で継続されて行われるようであれば、愛犬は「舐め続けていると傍に居てくれる」という解釈があるかもしれません。

原因や対象がどうであれ「頻繁または長時間」であれば、家族は「あれっ?」って感じられると改善も解決も見出しやすいです。
何でも早期発見が一番ですから…。

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25. 2月 2013 by admin
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